はじめまして、京都の西大路七条の鍼灸整体院、なかやま鍼灸整体院の院長 仲山竜一郎です。

 排便排尿障害ってどうなるんだろうか?
 頚椎ヘルニアでも排便や排尿に異常をきたすことはあるのか?
 排便排尿障害になると手術は必要なのか?

なんて思ったことはありませんか?

頚椎の問題なのに、排便や排尿に異常をきたすことなんて思ってもみなかったなんてことがありますよね。

頚椎ヘルニアでも神経根ではなく、脊髄を圧迫すると排便排尿障害をきたすことはあります。

そこで今日は頚椎ヘルニアと排便排尿障害について

現役、整体師であり鍼灸師である私が、できるだけ具体的にご紹介していきたいと思います。

頚椎ヘルニアを改善するにあたり、参考にして頂けたら幸いです。

排便排尿障害のメカニズム

排便や排尿は、直腸に便、膀胱に尿が貯まってくると骨盤内の神経から脊髄を通って脳へ伝達され、便意や尿意が出て、脳から骨盤内の神経や陰部神経に指令が伝達され、便や尿を出すという流れです。

直腸に便、膀胱に尿が貯まる→骨盤内の神経から脊髄を通って脳に伝達→便意、尿意がでる→脳から脊髄を通って骨盤内の神経に伝達される→排便排尿する

この伝達経路である「膀胱・直腸」「骨盤内の神経」「脊髄」「脳」のどこかに不具合が生じると排便排尿障害になります。

頚椎ヘルニアで排便排尿障害が生じる場合は、脊髄の不具合によるものです。

ヘルニアで脊髄神経を圧迫されることで、膀胱や直腸からの伝達、脳からの伝達が正常に機能しなくなることで排便排尿障害が生じます。

排便排尿障害の症状

排便排尿障害の症状を解説させてもらいます。

 尿失禁・便失禁
 頻尿や残尿感
 一週間以上の便秘
 歩行やくしゃみや咳で尿や便が漏れる
 歩行中に勃起する
 肛門や股間にジリジリ感やムズムズ感などの違和感が生じる
 自力で排泄できなくなる(かなりの重症化)

などの症状があらわれます。自分の意思で 思うように排便や排尿ができなくなってしまう状態です。

いずれにせよ、排便排尿障害がでると症状はかなり深刻化しているということになります。

ただ、多少の残尿感や尿がよく出るなどの状態は、普段でも起こりうることなので、それだけで症状が悪化しているということではありませんので、医師や通院されている院の先生によく話を聞い頂き、自己判断して落ち込まないようにして下さい。

排便排尿障害を呈する疾患

排便排尿障害になる可能性がある疾患は

 頚椎ヘルニア(脊髄圧迫の場合)
 頚椎症(脊髄圧迫の場合)
 脊柱管狭窄症
 腰椎ヘルニア
 変形性腰痛症
 脊髄損傷
 脊髄腫瘍
 脳の疾患

などがあります。いずれも症状が進んだ状態になると排便排尿障害がでてくることがあります。

排便排尿障害と手術の必要性について

排便排尿障害において、手術が必要なのは自力で排泄(排便排尿)ができなくなった場合は、早急に手術が必要になります。

他に手術も視野に入れて考えなければならない状態は、排便排尿障害がありさらに著しい筋力の低下が起こっている時です。

何かに捕まらないと立てなかったり、立っても歩けずに転倒してしまったり、しびれている場所を触っても感覚が全くなくなるなどの症状があらわれた際は、手術も検討していく必要があります

医師や通院されている院の先生に相談し、十分に話を聞き疑問点を解消して判断してください。

追伸

排便排尿障害になると各疾患の症状が進んだ状態だと言えます。

全てが手術の適応ではありませんが、立てない程の著しい筋力の低下を伴う場合は手術も視野に入れておくべきです。

自力で排泄ができなくなった場合は、すぐに病院を受診して医師に相談してください。

頚椎ヘルニアで排便排尿障害が生じる場合は、脊髄を圧迫している場合です。

当院でも、頚椎ヘルニアのお悩みに対応しています。ご相談受け付けておりますので、是非お声がけください。

なかやま鍼灸整体院 院長 仲山竜一郎
資格:鍼師、灸師、柔道整復師
修得:整体術、鍼灸、上部頚椎、カイロプラクティック、オステオパシーなど
 
京都で鍼灸整体院をさせてもらっています。