はじめまして、京都の西大路七条の鍼灸整体院、なかやま鍼灸整体院の院長 仲山竜一郎です。

慢性的な肩こりがあり、最近、歩いていたり何か動くと、息苦しいことがあったり大きく息が吸えないなんてことはありませんか?

そうなると、どこか悪くなってしまったんだろうか?原因はなんだろう?と不安になったりすることがありますよね。

このように、長年の肩こりがあり、息苦しかったりする時は、肩こりや姿勢が要因になっている可能性もあります。

今日は息苦しさと肩こりについて

現役、整体師であり鍼灸師である私が、できるだけ具体的にご紹介していきたいと思います。

肩こりからくる息苦しさを改善するにあたり、参考にして頂けたら幸いです。

息苦しさと肩こりの関係

何かの疾患がなく、息苦しさを感じる場合は肩のこりと関係しているかもしれません。

慢性的な肩こりの多くの方の姿勢は、巻き肩で顎が前に出ている状態です。いわゆる猫背気味になっています。

そうなると持続的に首周りや肩周辺の筋肉が緊張します。

筋肉が常に緊張状態にあると交感神経が優位な状態が続くので、リラックスできにくくなり、肩のこりや息苦しさをまねきます。

その状態が続くと呼吸筋や横隔膜が硬くなり動きにくくなってしまい、酸素が十分に吸えなくなるので身体が酸素不足になり筋肉が緩みにくくなります。

このように慢性的な肩こりが続くことで、息苦しさを感じるようになってきます。

もう一つの原因として考えられるのが何らかの病気が潜んでいいる場合にも、息苦しさを感じることがあります。

息苦しさを伴う疾患

肺疾患
・気管支喘息
・肺炎
・閉塞性肺疾患
・肺気胸
・肺がん
・過呼吸症候群

心疾患
・狭心症
・心筋梗塞
・心不全
・心弁膜症
・心肥大
・不整脈
・貧血

その他の疾患
・胸部大動脈瘤
・無呼吸症候群
・生理前症候群(PMS)
・更年期障害
・脳疾患

このような疾患がある場合は、異常な息苦しさを伴うことがほとんどです。しかし、少し息苦しい程度の場合もあるので判断が難しい場合もあります。

何か異様な感じの息苦しさやいつもとは違う感じがしたら、症状が治まっても一度、病院を受診されることをおすすめします

肩こりがきつく息苦しい時は何科に行けばよいか?

まずは、呼吸器科もしくは循環器科を受診してください。

その際に
「いつから、息苦しさを感じているか?」
「どういった時に息苦しさを感じるのか?」
「息苦しさは持続するのか?すぐに治まるのか?」
「突然、息苦しくなったのか?前からあったのか?」
などをメモなどして、先生に伝えると診察がスムーズです。

急に聞かれると忘れていたり、記憶があやふやだったりするので、事前に準備しておくとよいでしょう。

肩こりからくる息苦しさを解消するには

息苦しさがいつもとは違う異様な息苦しさ、突然、息苦しくなった場合は、すぐに救急車を呼んで病院に行ってください

そこまでの息苦しさではない場合は、息苦しさが出ている時は、まずは服装を緩めて出来るだけ安静にしてください。

日常生活で実践できることとして、たばこを吸っておられる方は禁煙、バランスの良い食生活、適度な運動を心がけるようにしてください。

 呼吸法
深い呼吸し全身に十分な酸素を送るために呼吸法は有効です。主に吸う方よりも吐く方を重要視してください。

 入浴やホットパック
筋肉や身体をリラックスさせ血液循環をよくするために入浴は非常に有効な方法です。

シャワーだけで済まさず、湯船にゆっくりとつかり温まるようにしてください。

ただし、温まると息苦しさが増強する場合は控えてください。

お風呂に入れない日中などはホットパックで首や肩や目、腰やお腹などを温めるのも気持ちいいですし有効です。

自宅で簡単、ホットパックの作り方

 適度な運動
習慣的に運動をするのは、なかなか難しいことではありますが、気持ち良く少し汗ばむ程度の運動ができると筋肉のポンプ作用も働き、全身の血流も良くなるのでこれも有効です。

ただ、何かしらの病気や疾患がある場合は医師と相談してください。

追伸

多少の息苦しさであれば、ほとんどの場合が肩こりや筋肉の緊張からきているもので、身体のバランスをとり血液循環が良くなれば必ず改善していきます。

ただ、息苦しさの中には何らかの病気が潜んでいる場合もあるので、症状が続く場合は無理せず医療機関で診察を受けてください。

当院でも、肩こりからくる息苦しさの症状にも対応しています。ご相談受け付けておりますので、是非お声がけください。

なかやま鍼灸整体院 院長 仲山竜一郎
資格:鍼師、灸師、柔道整復師
修得:整体術、鍼灸、上部頚椎、カイロプラクティック、オステオパシーなど
 
京都で鍼灸整体院をさせてもらっています。