はじめまして、京都の鍼灸整体院、なかやま鍼灸整体院の院長 仲山竜一郎です。

脊柱管狭窄症になると日常生活の中で、温めた方が良いのか?冷やした方が良いのか?どっちの方が良いのか?

という疑問をお持ちではないでしょうか?

腰痛と一言で言っても、色々な腰痛があり、温めた方が良い場合と冷やした方が良い場合があると聞くので、脊柱管狭窄症はどっちの方が良いのだろうと迷ってしまいますよね。

今日は、脊柱管狭窄症になった時の温めた方が良いのか?冷やした方が良いのか?またその方法ついて

現役、整体師であり鍼灸師である私が、できるだけ具体的にご紹介していきたいと思います。

脊柱管狭窄症を改善するにあたり、参考にして頂けたら幸いです。

脊柱管狭窄症は温めた方が良いのか?冷やした方が良いのか?

基本的に、急性のものか炎症が起こっている場合は血流を抑えるために冷やした方が良いです。逆に慢性のものや筋肉や組織が硬くなってしまっているものは血流を改善するために温めた方が良いです

では脊柱管狭窄症は、温めた方が良いのか?冷やした方が良いのか?ということですが結論から言いますと温めた方が良いです。

なぜ?温めた方が良いのか?を理解するために、まずは脊柱管狭窄症がどういった原因で発症するのかを説明させてもらいます。

 脊柱管狭窄症とは
背骨は一つ一つが輪の形状になっており、その輪が連なった管を脊柱管といいます。この脊柱管には、脳から出ている神経である脊髄が通っています。

骨や靭帯など背骨の組織が肥厚したり、椎間板が突出することで脊柱管が狭くなり中を通っている脊髄が圧迫されると神経に異常をきたし、腰痛や足のしびれや重だるさなどの症状が出る状態を脊柱管狭窄症といいます。

このように、脊柱管狭窄症は骨や靭帯などの組織が肥厚したり椎間板が突出することで痛みやしびれが生じるという疾患です。

急にこのような状態になるのではなく、慢性的に腰に負荷がかかったために生じるものなので、周りの筋肉も硬くなり血流も悪くなっています。

なので、脊柱管狭窄症は温める方が良いです。

ただし、炎症反応がきつく、座ったり安静にしていても痛みや疼きがある場合は、お風呂に入って温めると症状がひどくなる場合があります。

この場合は、一度、患部を湿布で冷やしてみて楽になれば、冷やした方が良いでしょう。

日常で使える 温める3つのグッズ

脊柱管狭窄症は温めた方が良いのですが、日常でどうやって温めたら良いのか?
ということについて、3つのあったかグッズを紹介させてもらいます。

①貼るカイロ
②レッグウォーマー
③ホットパック


この3つです。

ただし、貼るカイロは主に冬場のみのグッズで、夏場は暑すぎて逆に汗が出過ぎて体調を崩す恐れがあるので、冬場のみご使用ください

レッグウォーマーとホットパックは夏場でも、クーラーの冷えに対して、温めるグッズとしておすすめです。

以下に、それぞれ紹介させてもらいます。

 貼るカイロ
貼るカイロは冬場には非常に有効です。
ただし、日中のみで就寝時には使用しない方が良いでしょう。

なぜなら、低温やけどをしてしまう可能性があるからです。

カイロを貼る場所は、

です。直接痛いところに貼ると炎症が強くなる可能性もあるので、体幹である中心に近いところに貼ります。

全身の血流促進を目的として貼ってください。

もちろん、直接皮膚には貼らずに服の上から貼ってください。直接貼るとやけどします。

 レッグウォーマー

私が、一番おすすめするのがレッグウォーマーです。
内くるぶしの指四本分くらい上に「三陰交」というツボがあります。

このツボは女性にとっては特に重要なツボでもあり、この場所を冷やさないようにすることは、単純に冷え対策としても重要です。

足元が冷えると、腰も冷えで緊張しやすくなります。

なので、このレッグウォーマーは冬場はもちろん、夏場でもクーラーのきいてる部屋で履いておくと冷え対策にもなります。

男性用がなかなか売っていないのですが、京都では靴下屋というお店に男性用のレッグウォーマーが売っているのを発見しました。

女性用は、色んなところで販売されています。

 ホットパック

貼るカイロに対して、ホットパックの方が、じんわりと温まります。

なので、冬場でも夏場でも使用できます。夏場はどうしてもクーラーのきいた部屋や場所にいることが多い方におすすめです。

ホットパックは市販のものもありますが、自分で簡単に作れます。
自宅で簡単!ホットパックの作り方

脊柱管狭窄症と入浴

脊柱管狭窄症は温めた方が良いということは解説してきました。

日常生活で一番全身を温めることができるのが、なんといってもお風呂です。

最近、シャワーだけで済ます方も多いですが、脊柱管狭窄症だけに限らず、冷えは万病の元なので、やはり湯船につかってゆっくりと温まるのが一番良いでしょう。

入浴方法は色々とありますが、自分が気持ちいいと感じる温度で、気持ちよく温まれる長さで入浴されるのが一番だと思います。

そもそも平熱や熱いと感じる温度も人によって違うので、気持ち良さを基準にして頂いた方が良いと思います。

追伸

何かの参考になりましたでしょうか?

冷えは万病の元なので脊柱管狭窄症に限らず、冷えに対しては十分に対策しておいた方が良いと思います。

ただ、脊柱管狭窄症になってしまうと温めるだけではなかなか改善までは至らないことが大半です。

脊柱管狭窄症に関しては当院でも対応しております。ご相談も受け付けておりますので、是非お声がけください。


なかやま鍼灸整体院 院長 仲山竜一郎
資格:鍼師、灸師、柔道整復師
修得:整体術、鍼灸、上部頚椎、カイロプラクティック、オステオパシーなど
 
京都で鍼灸整体院をさせてもらっています。